精神科

武蔵小杉院 精神科

西田 哲

2023年入職

診療だけでは得られない学びを、
こころみ塾で積み重ねる

Question 01.

ご専門やこれまでのキャリアについて教えてください。

医師としては精神科からキャリアをスタートしました。精神科常勤医師として臨床を積んだ後、内科に転科して松本で常勤勤務を経験しました。その時期に町内のボランティア活動などにも関わり、人とのつながりができていったことが、自分にとって大きな学びでした。収入や立場以上に、人生を豊かにする価値があることを実感できました。「仕事は自分の人生を豊かに生きるための手段」だと考えられるようになったのも、この頃からです。
その後、子どもの誕生をきっかけに東京へ戻り、現在はこころみで週2日の勤務に加えて、産業医の仕事もしています。精神科では顕在化した患者さんを、産業医の現場では潜在的な患者さんを診ることが多く、両方に携わることで社会全体の心の健康を幅広く捉えられるようになってきたと感じています。

Question 02.

こころみに入職されたきっかけは何ですか?

2023年にこころみを知り、外来を経験させてもらったのがきっかけです。診療の自由度が高く、柔軟に働ける環境であることに魅力を感じました。また、こころみには「こういうことをやりたい」とアイデアを示してくれる先生方がいて、自分はそれを形にしていく側として力を発揮できると感じました。

Question 03.

現在、関わっているプロジェクトについて教えてください。

今は「こころみ塾」の立ち上げと運営に携わっています。大澤先生をはじめとした仲間が描くビジョンを現実に落とし込むサポート役として、企画の進行や運営を担っています。ぼんやりとした構想を具体化して形にするのが自分の強みで、そこに価値を感じています。診療と並行して取り組むのは決して楽ではありませんが、だからこそ時間を投じる意味があると感じています。

Question 04.

プロジェクトに関わることで得られたことはありますか?

診療現場では、限られた時間の中で多くの患者さんを診るために、ある意味軍隊式のように規律を守りながら効率的に進めていく必要があります。これは医師としてのプロフェッショナリズムを磨く場であり、とても大切な経験です。
一方で、プロジェクトに関わると、診療とは違った経験値を積むことができます。仲間と意見を交わしながら新しい仕組みをつくる、まだ形になっていないものを現実に落とし込む――そうした活動は、自分の人生やキャリアに深みを与えてくれています。診療だけでは得られない学びを、こころみで得られていると実感しています。

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