精神科

武蔵小杉院 院長 精神科

藤永 有博

2021年入職

多様なキャリアを糧に、
勤務医として腰を据えて歩み続ける

Question 01.

ご専門やこれまでのキャリアについて教えてください。

医師としては麻酔科からキャリアをスタートしました。手術麻酔、ICUや救急での診療が中心で、夜間救急では精神科の患者さんも多く搬送されてきました。ただ、救急の現場では患者さんのその後の経過を知ることはできません。「あの後どうなったのだろう」と気になっても、次の患者さんの対応に追われてしまう。そこで“患者さんの人生を長く見ていける診療”に関心を持ち、精神科に転科しました。
4年間積み重ねたキャリアを手放し、研修医と一緒にゼロからやり直すのは簡単な選択ではありませんでしたが、「あのときやっておけばよかった」と後悔したくありませんでした。その後は大学病院に所属し、離島医療や、精神科救急など、幅広い経験を積んできました。離島での診療は、本島の診療だけでなく、2週に一度、人口2,000人にも満たない島へフェリーで数時間かけて応援診療に出向くなど過酷な環境でしたが、他科の先生方とのつながりや地域医療の重みを学ぶ貴重な経験でした。

Question 02.

こころみに入職されたきっかけは何ですか?

以前勤めていたクリニックで一緒に働いていた先生から「大澤先生という面白い先生がいる」と聞いたのが最初のきっかけです。2021年に面談し、こころみで働くことになりました。
入職後、2022年からは武蔵小杉院の院長を務めています。院長といっても一人で判断するのではなく、現場で働く先生方から意見を集めて本部に届けるのも役割の一つです。こころみは先生同士の距離が近く、意見を吸い上げて形にしていく仕組みがあるのが特徴だと思います。

Question 01.

どんなときに、こころみで働く面白さややりがいを感じますか?

月に一回ほど、他の先生方と食事をする機会があります。診療の現場を離れてざっくばらんに話す中で、新しいアイデアや取り組みが自然と生まれていくんです。そういう出会いや会話の中からストーリーが発展していくのが面白いなと感じています。
「このくらいでいい」と思わずに、もっと発展させようと前向きに動けるのは、こころみにいる仲間が前向きでバイタリティのある先生ばかりだからだと思います。誰か一人の力ではなく、信頼できる仲間と一緒にいるからこそ、自分も自然と挑戦しようと思えます。

Question 04.

今後の展望やキャリアについてどう考えていますか?

武蔵小杉・元住吉エリアで「精神科といえばこころみ」と認知される存在になるのが目標です。精神科は「誰に診てもらうか」がとても重要です。精神科医から見ても「この先生に診てもらいたい」と思える先生方が揃っていることがこころみの強みだと感じています。
私個人としては、勤務医として長く安心して働き続けたいと思っています。精神科医としては、自分自身のストレスマネジメントも非常に大事なので、体力を落とさないように適度に運動を取り入れています。こころみで働くようになって、そうしたセルフケアの意識も高まりました。

Question 05.

こころみに関心を持つ先生へメッセージをお願いします。

こころみは、信頼できる仲間と共に働ける環境です。診療に専念するだけでなく、人との出会いから新しい取り組みが生まれ、それを楽しみながら前に進んでいける。そんな職場です。
「勤務医として腰を据えたいけど、閉じた環境で淡々と働くのは物足りない」と感じている方には、とても合う場所だと思います。

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